自分探しの旅。

日記

大不幸。

私は今までに一度だけ、自分探しの旅に出たことがある。結婚してから家族のこと義理の兄夫婦のこと、舅姑のことで追い込まれた時のこと。ただ子どものために、これが結婚生活というものだと我慢した。でも、ストレスで不整脈が続き腕が上がらなくなった。そのうち、片頭痛が酷くなり時々寝込むようになってしまった。一番悲しかったのは、両親にそのことが信じてもらえなかったこと。ある日突然、何もかも嫌になって旅に出た。クリスマス間近の寒い日に、カバン一つで電車に乗った。『しばらく帰らないと子どもに伝えて。』と母に電話を掛けた。何も聞かれなかった。『あの子達のことは大丈夫だから、ゆっくりしておいで。』そう言って母は電話を切った。今の自分は仮の姿で旅の先には本来の生活があり、そこにはきっと幸せがあると思った。でも違った、今の自分を否定して旅に出ても何も見つからなかった。

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