英語の教科書に載っていたお話。魔法使いは母親に言いました。『一つだけ願いごとを叶えてあげましょう。』そして、母親は息子を困難から救って欲しいと答え助けてもらう。しばらくして魔法使いが母親のもとに再び現れると、母親は息子をふたつ目の困難から救って欲しいと答え助けてもらう。しかしまた母親は息子のことで困り…そんな物語。要するに、困難はいくら他人に取り除いてもらっても次から次へ降りかかるもの。困った時は、他人本願にしないで自ら行動しなさいということ。これは私が、中学時代に一番覚えている授業である。理由は先生の質問に対して、ある生徒が意表をつく解答を述べたから。先生が『あなたが魔法使いに叶えて欲しい一つの願いごとは何ですか。』と質問すると、ある生徒は一番最初に答えた、『願いごとを二つにして下さい。』と。私は思わず笑ってしまったけど、教室にはほとんど笑っている人はいなかった。…そんな私だけどこの授業で、(もしも叶えたいことがあるのなら自分で努力しなさい。その努力こそが魔法です。)と学んだよ。
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