コロナ第1波の頃(感染した人が何か悪い人のように扱われていた頃)にYamaちゃんはコロナに感染して、しばらくの間は近所の人に白い目で見られながら生活していた。彼のところは家族4人が仲良しだった。Yamaちゃんは私と同い年で、野球が大好きなお父さんでたまにある出張がなによりも楽しみだった。でも悲しいかな、その出張先で感染して帰って来た。熱が出たのでPCR検査をされて、隔離された部屋に入れられて入院した。暫くして、Yamaちゃん大丈夫かなと思って家に行ってみたら売家の紙が貼ってあった。近所の人に聞いてみたら、Yamaちゃんは離婚して県外に行ったらしい。今は風邪みたいなものと言う人もいるけど、あの頃は違っていた。コロナはすごく怖かったけど、本当に怖いのはコロナじゃなくて人なんだと思ったことを覚えている。
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