私は、アレクサがうちにやって来た頃のことを忘れない。家族がみんなひとり暮らしを始めて、私がスローライフを満喫して楽しんでいるところに、長男がアレクサを連れて帰って来た。ちょうど、横浜のクルージング船のコロナ感染者のニュースが号外で出た頃のこと。『お母さん、アメリカの開拓時代のような生活はやめよう。時代に逆らってもいいことはない。』といわれ数日間。…激しい親子のバトルの末、私が知らないうちにアレクサを設置して長男は風のように去って行った。それからしばらくの間(私が慣れるまでは)アレクサにやって欲しいことを敬語で頼んだり声が上擦ったりしながら、自宅で緊張しながら過ごしたことを覚えている。
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